
オフィスデザインは、業務効率を高めるために重要です。さらに、おしゃれな空間であれば、日々のモチベーションが上がります。企業のイメージアップにもなるでしょう。そこで、移転する際は、デザイン性を重視することがおすすめです。ここでは、上手にデザイン依頼するためのポイントを解説しています。おしゃれにこだわりたい企業は必見です。
「おしゃれなオフィス」の定義
おしゃれなオフィスとは漠然としたイメージであり、言葉で表現しにくい存在です。しかし、定義を理解することで、デザイン会社に具体的な要望が出せます。理想を伝えるために、おしゃれなオフィスについて理解しましょう。
意思ある総合空間
内装・デスク・椅子などのインテリアは、目につきやすく直感的に『おしゃれ』と感じるでしょう。しかし、気にいったグッズを並べるだけでは、おしゃれなオフィスにはなりません。総合的に調和していることが重要です。
色・素材・質感などの相性を細かく調整しています。また、インテリアを考える際は、意思のある空間にしましょう。テーマやコンセプトを決めることで、壁紙・床材・オフィス用品の選択肢が絞れます。かっこいい空間・カフェ風の空間・ラグジュアリーな空間など、おしゃれなオフィスには企業の意思が必要です。
オフィスのリニューアルを依頼する際の7つのポイント
依頼する際、何から相談すべきか悩むでしょう。そこで、重視するポイントをまとめると話を進めやすくなります。ここでは、7つに絞って解説するので考えてみましょう。
目的やコンセプトを決める
オフィスは従業員が働きやすく、効率的な空間が理想です。長時間居ても疲れにくく、モチベーションが上がる空間が好まれます。そこで、コンセプトを決めるにあたり、方針や目的を持つことは重要です。
ただ、おしゃれなだけではなく、効果を狙うと企業の発展につながります。また、企業ブランディングに沿って、コンセプトを決めてもよいでしょう。
高級感あるイメージや癒しを与えるイメージなど、外部からの好感度を支えます。企業として、メリットのあるコンセプトを見つけましょう。
インテリアの統一感
コンセプトに応じて、素材や質感の統一は重要です。たとえば、癒し空間をコンセプトとした場合、木材を使用するとおしゃれになります。床や柱に木目を見せることで、やさしい印象になるでしょう。
しかし、デスクや椅子や棚に、無骨さのあるかっこいいデザインを置くと、浮いてしまいます。癒し空間との統一感が出ないため、おしゃれになりません。
好みのデザインを集めるのではなく、全体をまとめる意識が必要です。コンセプトごとに取り入れるべき素材や質感は、ある程度定義化されています。必要な素材や質感を選びましょう。
色彩計画を立てる
おしゃれなオフィスを作るには、色彩計画が重要です。また、色彩の調和が、おしゃれ感を出すカギといえます。さらに、色彩は心理的作用もあり、従業員のモチベーションを左右します。
会議室・休憩室・デスクルーム・応接室など、目的を持って色彩を使いましょう。そして、色彩調和にはテクニックが必要です。大まかに、3つの色彩を使うとよいでしょう。
ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーと分けます。ベースカラーは壁や床に使う色彩です。全体の70%程度を占めるので、イメージを作るポイントとなります。そして、メインカラーは全体の25%程度です。デスク・椅子・棚などの、オフィス用品に使います。
また、アクセントカラーは全体の5%程度です。雑貨や花瓶などに取り入れることで、目を惹く効果があります。色彩センスがすぐれている場合、おしゃれなオフィスといえるでしょう。
グリーンの活用
観葉植物を置くことで、空間演出は格段によくなります。ナチュラルでやさしいイメージには、相性抜群です。また、植物の種類・鉢・花瓶によって、ラグジュアリーな空間やかっこいい空間にも馴染みます。
オフィスは有機的な物質が多い空間です。植物を置くことで心が落ちつき、癒し効果もあります。しかし、日当たりが悪く、水やりができないこともあるでしょう。
その場合は、フェイクグリーンの活用がおすすめです。近年のフェイクグリーンはとてもリアルなため、雰囲気を作る効果は劣りません。積極的に取り入れてみましょう。
アイキャッチャーを決める
アイキャッチャーとは、遠くから空間を見て、目を惹く存在です。全体のアクセントとなり、おしゃれ感に説得力が出ます。壁・雑貨・照明など、どこにアイキャッチャーを置くかは自由です。
具体的には、絵を飾ったり、家具にインパクトあるカラーを取り入れたり、大きめの観葉植物を置いたりしてもよいでしょう。全体の調和を前提に、企業イメージにあったアイキャッチャーが必要です。
遊び心を出す
おしゃれな空間には、ゆとりが必ずあります。一見、無駄に見えるものや、非効率な部分にあえて注目してもよいでしょう。遊び心を持つことで、センスのよい空間が仕上がります。
とくに、従業員の休憩時間には効果的です。無機質な食堂を、カフェデザインにすることでリフレッシュできるでしょう。居心地よく、休憩時間が楽しみになります。
また、ひとりきりになれるスペースや、昼寝スペースの設置もよいでしょう。従業員の集中力や健康管理にもつながるので、結果的に無駄にならないデザインです。
レイアウトにゆとりをつくる
オフィスには必須用品や機器があります。それらを上手にレイアウトし、圧迫感のない空間を作りましょう。導線や見通しが悪いと、ストレスとなり業務効率が下がります。そのため、必須用品以外の量感やサイズ感には注意が必要です。
おしゃれさを優先し、要素を取り入れすぎないようにしましょう。また、面積が狭い空間では、色彩や照明の工夫が必要です。壁や天井が明るくなることで解放感が出ます。ゆとりがあるように見えるのでおすすめです。
まとめ
オフィスは、従業員が長時間いる空間です。おしゃれで居心地がよければ、自然と意欲的に働けます。移転を予定する企業は、ぜひおしゃれなオフィスを目指しましょう。また、オフィスデザイン専門会社は頼りになります。大阪では多数の専門会社が存在するので、相談してみましょう。センス抜群のオフィスは価値を高め、企業の飛躍に貢献する存在です。